リビング・キッチンのおしゃれリフォーム。失敗しないポイントや事例もご紹介
- 公開:
- 2023.10.05
- 更新:
- 2023.11.16
リフォームインテリア
リビングとキッチンのリフォームをするのなら、おしゃれな仕上がりにしたいですよね。とはいえ、おしゃれなリフォームをするためには、どのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。
本記事では、実例を踏まえながら、おしゃれなリフォームについて解説していきます。失敗例も紹介していますので、これからリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
おしゃれなリフォームのために押さえたい3つのポイント
まずは、おしゃれなリフォームをするために、押さえておくべき3つのポイントを紹介します。
自分の思う“おしゃれ”を明確にする
「おしゃれ」の定義は、人によって異なります。まずは、どのような仕上がりを「おしゃれ」と感じるのか、具体的に表現できるように、イメージを明確にしておきましょう。
どういったテイストのデザインがおしゃれか、どのような色味が好きなのか、リフォームサイトや資料、SNSなどから事例をピックアップし、おしゃれの基準を明確にしておくことが大切です。
自分の中で譲れない条件を決める
おしゃれなリフォームを望んでいても、予算や設備面である程度制限が出てきてしまうものです。そのような場合を加味して、以下のような自分の譲れない条件をあらかじめ考えておきましょう。
- ❖ 家事動線(※1)がスムーズになるように、回遊動線(※2)を取り入れたい
- ❖ 1畳ほどのウォークインクローゼットは欲しい
譲れない条件を考えておけば、予算オーバーになることを防げます。また、こだわりたいポイントをリフォーム会社に伝えておけば、建物の構造上、対応できないリフォームがある場合にほかの提案をしてくれるかもしれません。
※1 家事動線…掃除や料理、洗濯など、家事を行うための経路
※2 回遊動線…家の中の各空間が扉でつながっており、ぐるりと回遊できる動線
ライフスタイルを軸に考える
リフォーム会社の資料やSNSで見たおしゃれな事例に憧れて実生活に取り入れる際は、自身のライフスタイルとマッチしているかどうか、シミュレーションしておきましょう。事例通りの家が、自身と家族にとって暮らしやすい住まいになるとは限りません。
自分たちが暮らしやすい家を作るためには、家族の生活スタイルを軸に、おしゃれさと機能面を両立させたリフォームプランを考えましょう。
おしゃれなリフォームのよくある失敗例
おしゃれなリフォームには、失敗例もあります。とくに、資金・物件・間取りに関する失敗が多いため、以降でそれぞれ紹介します。
【資金】予算オーバーや予算配分の失敗
要望を盛り込みすぎて予算内に収まらない
リフォームをするときには、「せっかくリフォームするのだから要望を全部叶えたい」と、誰しもが思うはずです。
しかし、あれもこれもと希望を詰め込みすぎると、予算を大幅にオーバーしてしまう可能性があります。希望を叶えつつ予算内に収めるためには、優先順位を決めて、本当に必要な設備や機能を取捨選択しましょう。
費用を抑えすぎて理想のリフォームが出来なかった
希望を詰め込みすぎて予算をオーバーする失敗例も多いですが、逆に費用を気にしすぎて理想のリフォームができなかったと後悔する方も多くいます。
リフォームは、劣化した設備の交換だけではなく、暮らしやすさも求めて行うものです。費用を抑えることは大切ですが、何のためにリフォームするのか、リフォームの目的も考えてみてください。
【物件】リフォームに適した物件じゃなかった
ラーメン構造と壁式構造
マンションは、柱で建物を支える「ラーメン構造」と、壁で建物を支える「壁式構造」があります。間取り変更を伴うリフォームがしやすいのは、ラーメン構造のマンションです。
壁式構造は室内の耐力壁で建物を支えているため、壊せる壁と壊せない壁があり、間取り変更に制限が出てしまいます。
間取りを変更したい場合は、あらかじめラーメン構造のマンションであるかどうか確認しておきましょう。
マンションの規約を確認
マンションには、住人全員で所有する「共用部分」と、個人で所有する「専有部分」があります。リフォームで工事できるのは専有部分のみのため、共用部分は勝手に修繕したり交換したりすることができません。
ただし、管理規約によっては、共用部分の工事が一部認められている場合もあります。リフォームをする前に、どこまでリフォーム工事ができるのか、管理規約を確認しておきましょう。
また、これから物件の購入を検討する方は、購入後にリフォームができるのかどうか、不動産会社に事前に確認しましょう。
【間取り】間取りやレイアウトの考慮不足
限られた面積内で配置を考えるリフォームでは、間取りの失敗例も多くあります。以降で詳しく解説します。
生活動線が遮られる
間取りの失敗例で多いのが、家事動線や生活動線を考慮できていなかったというものです。
リフォームで間取りを考える場合、収まりを重視してパズルのように配置を考える方も少なくありません。しかし、収まりだけを重視すると動線が重なりったり複雑になったりするため、暮らしづらい間取りになる可能性があります。
部屋の広さや収まりも大切ですが、その家で実際に暮らすイメージをしながら、間取りを考えましょう。
収納が足りない
リフォームの際に多くの方が「室内を広くしたい」という希望を挙げます。しかし、室内を広くするために収納を極端に削り、結果的に収納スペースが足りなくなる失敗例も多くあります。
面積から考える理想の収納率は、マンションは8%以上、戸建て住宅は10〜15%です。持ち物の量にもよりますが、家族の持ち物が収まるだけの収納量は確保しましょう。
おしゃれなリフォーム施工事例 リビング10選
ここからは、おしゃれなリフォームの施工事例を紹介していきます。まずはリビングの事例を見てみましょう。
ナチュラルテイストのリビング
白とウッドを基調にした、ナチュラルテイストのリビングに仕上げたリフォーム事例です。床や天井と同系色の家具を選び、空間に統一感を出しています。
築年数/構造 | 50年/戸建て |
面積 | 105.9㎡ |
施工費 | 1,500万円 |
白を基調にしたおしゃれリビング
清潔感と高級感のある、白を基調としたリビングです。床に敷かれた白いフロアタイルが、室内を明るく見せるポイントになっています。
築年数/構造 | 24年/マンション |
面積 | 98㎡ |
コンセプトはヴィンテージハウス
「ヴィンテージ」をコンセプトにしたリフォームです。床材や天井にダークブラウンの素材を選び、ソファやテーブル、照明にもヴィンテージ家具を選ぶことで、ヴィンテージ感たっぷりの仕上がりになっています。
築年数/構造 | 昭和62年/戸建て |
面積 | 110.1㎡ |
施工費 | 1,600万円 |
無垢材の床が気持ちいいリビング
無垢材をふんだんに使ったリビングのリフォーム事例です。温かみのある床材に、珊瑚が入った塗り壁は調湿・消臭・抗菌効果があり、見た目だけではなく機能性にもこだわったリビングになっています。
築年数/構造 | 21年/マンション |
面積 | 109.72㎡ |
施工費 | 600万円 |
味わいの違う2種類の木目を楽しむ
床にはライトブラウン、キッチン壁にはグレー味のある木目を選んだ、2色のコントラストを楽しめるリビングです。キッチン側の木目がアクセントになっています。
築年数/構造 | 35年/戸建て |
面積 | 119.5㎡ |
施工費 | 約1,000万円 |
趣味を詰め込んだ個性派リビング
ガラスショーケースが引き立つように、シンプルさを極めた個性的なリビングです。天井に淡い色を使うことで、室内全体がやわらかい雰囲気になっています。
築年数/構造 | 31年/マンション |
面積 | 46.58㎡ |
施工費 | 450万円 |
素材感を活かしたブルックリンスタイル
床にはヘリンボーン、壁はレンガ調の素材感を活かしたブルックリンスタイルのリビングです。むき出しの電線が、無骨感を演出しています。
築年数/構造 | 平成4年/戸建て |
面積 | 172.5㎡ |
施工費 | 1,100万円 |
畳スペースのあるリビング
和室との壁を取り払い、畳のあるスペースとフローリングのリビングを違和感なくつないだ開放感あるリフォーム事例です。現代的なデザインの室内も、畳があるとホッと落ち着く空間になります。
築年数/構造 | 昭和49年/戸建て |
面積 | 101.60㎡ |
施工費 | 2,000万円 |
海風を感じる開放的なリビング
アメリカ西海岸風をイメージした、カリフォルニアテイストのリビングです。ダイニング部分は吹き抜けになっており、窓を開けると気持ちのいい海風が室内に入ってきます。
築年数/構造 | 40年/戸建て |
面積 | 87.7㎡ |
施工費 | 1,200万円 |
セカンドリビングという選択
急な来客にも対応しやすい、セカンドリビングを取り入れたリフォーム事例です。白とウッド調を基調とした室内で、明るい雰囲気に仕上がっています。
築年数/構造 | 30年/戸建て |
面積 | 147.99㎡ |
施工費 | 1,800万円 |
おしゃれなリフォーム施工事例 キッチン5選
キッチンがおしゃれだと、毎日のお料理も楽しくなります。ここでは、おしゃれなキッチンリフォームの事例を紹介していきます。
木目をアクセントにしたスタイリッシュキッチン
サブウェイタイルと、ダークブルーのコントラストがおしゃれなキッチンの事例です。カップボードや天井、カウンターの木目調がアクセントになり、白とブルーの色味をより引き立たせてくれます。
築年数/構造 | 昭和49年/戸建て |
面積 | 101.60㎡ |
施工費 | 2,000万円 |
白×ブルーのかわいいキッチン
孤立していたキッチンの位置を変更し、対面タイプのキッチンにリフォームした事例です。漆喰や無垢材のフローリングなどの自然素材を使うことで、心地よい空間を実現しています。
築年数/構造 | 30年/戸建て |
面積 | 110.96㎡ |
施工費 | 1,129万円 |
コンパクトなおうちでもキッチンにはこだわりたい
コンパクトな空間でも家電用品を置けるように、カウンタータイプの収納を備えたリフォーム事例です。淡いピンクのテイストで、カフェ風にしているのも依頼主のこだわりポイントです。
築年数/構造 | 24年/戸建て |
施工費 | 約715万円 |
レトロな雰囲気を残したキッチン
キッチンとリビングの一体感がうまれるよう、対面キッチンに間取りを変更したリフォーム事例です。ブラウンの床とグレーのキッチン腰壁のカラーで、落ち着きのある雰囲気に仕上がっています。
築年数/構造 | 35年/戸建て |
面積 | 119.5㎡ |
施工費 | 約1,000万円 |
キッチンにも強い個性が欲しい
壁付けキッチンから対面式のオープンキッチンに位置を変更した、ヴィンテージ感たっぷりの個性派キッチン事例です。シンク下には引き出しがなくイスを置けるので、座って作業をしたり、物をしまったりできます。
築年数/構造 | 昭和62年/戸建て |
面積 | 110.1㎡ |
施工費 | 1,600万円 |
おしゃれなリフォームを体験しに行こう
自分の中の「おしゃれ」を明確化するためには、ショールームの見学がおすすめです。写真ではなく実際の室内を見れば、リフォームの仕上がりをイメージしやすくなります。
ショールーム見学のポイント
予算やイメージを持っておく
ショールームに見学へ行ったときに、担当者から必ず聞かれるのが「予算」と「リフォームのイメージ」です。おおよそでもよいので、予算とリフォームの仕上がりイメージを考えておきましょう。
レイアウトや寸法のわかるもの(図面)を持参する
見学や相談の際には、図面があるとより具体的なアドバイスを受けられます。住宅の図面が手元にある場合はできるかぎり持参するようにしましょう。図面がない場合は、寸法をメモしたレイアウト図を持っていくのがおすすめです。
リフォームイメージを伝えたいときには、室内の現状がわかる写真を数枚持参するのも有効です。
商品を実際に体験
ショールーム見学で大切なのは、商品に触れて、体験してみることです。カタログや写真ではわからない色味や質感、サイズ感などを、実際に体験してみてください。
たとえば、キッチンに立って作業台の高さを体感してみたり、引き出しを実際に開けて使い心地や配置を確認してみたり、実生活をシミュレーションしてみましょう。
LIXILのショールームへぜひお越しください
全国各地のLIXILショールームでは、さまざまな商品を展示しています。実際に見たり触れたりすることでイメージを固めていくことができます。忙しくてなかなか足を運べない方は、LIXILオンラインショールームでお気軽に相談することもできます。
LIXILショールームはこちら→リフォームの事なら、LIXIL不動産ショップにご相談下さい
LIXIL不動産ショップでは、住宅購入からリフォームまでワンストップでサポート。
LIXIL の最新の設備や補助金の情報、住宅資金の融資(住宅ローン)手続きなど、リフォームに関するご相談は全国のLIXIL不動産ショップまでご相談ください。
まとめ
リビングやキッチンをおしゃれにリフォームしたいのなら、多くの事例を見て、自分の中での「おしゃれ」を明確化しておきましょう。ただし、おしゃれさだけに気を取られると、生活動線や住み心地を後回しにしがちです。
おしゃれなリフォームを成功させるためには、ショールームへ足を運んでリフォームのプロからアドバイスを受けましょう。
全国各地にあるLIXILショールームでは、商品の見学はもちろん、アドバイザーに相談することも可能です。リフォームに関するご相談は全国のLIXIL不動産ショップまでご相談ください。