後悔しないリビングリフォームのポイント。費用相場や事例もご紹介
- 公開:
- 2023.11.21
- 更新:
- 2024.09.10
リビングリフォーム

リフォームを検討しているものの、どのようにリフォームすればいいか、リフォームにいくら費用がかかるか分からずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
リフォームの知識を身につけないまま取り組んだ場合は、無駄に費用が発生したり完成後の内容に不満が残る可能性があるため、事前にしっかり準備してから取り組むことが大切です。
この記事では、リビングのリフォームにどのくらいの費用がかかるか、費用を抑える方法や失敗しないためのポイントなどを解説します。リビングのリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
CONTENTS
リビングのリフォーム費用はどれくらいかかるか
リビングのリフォームは一概にいくらとは言い切れません。その理由は、どんな内容のリフォームを行うかで費用が大きく異なるためです。
例えば、壁紙やフローリングの張り替えなどのリフォームの場合は数十万円の費用で済みますが、間仕切りの撤去やキッチンの入れ替えなどを伴う場合は数百万円の費用が発生する可能性があるので注意が必要です。
【部屋の一部】リビングリフォームの大まかな費用
リフォームの失敗を未然に防ぐには、各リフォームにどのくらいの費用がかかるか事前に把握しておくことが大切です。以下のリフォームを実施した場合の費用と押さえておくべきポイントを詳しく見ていきましょう。
- ❖ 壁紙・クロスの張り替え
- ❖ フローリングの張り替え
- ❖ 床暖房の設置
- ❖ 間仕切り壁の撤去
壁紙・クロスの張り替え
壁紙・クロスの張り替えを施工会社に依頼した場合における費用相場は1㎡あたり1,000~1,500円程度です。しかし、壁紙・クロスにはグレードがあり、グレードの高い素材を使用した場合、上記よりも高額になるので注意が必要です。
また、壁紙・クロスではなく、珪藻土や漆喰などの左官職人の作業が必要になるようなリフォームを実施する場合は工事費用が高くなります。材料費込みで1㎡あたり3,000~7,200円程度を想定しておきましょう。
15畳のリビングをリフォームする場合、天井の高さによる違いはあるものの、天井と壁の総面積は約100㎡が一般的です。ドアや窓、クローゼットの扉などの面積を引いてリフォームを実施する面積を求め、1㎡あたりの金額をかけて費用を算出します。
壁紙・クロスの張り替えのポイント
リビングは家族が集まる場所であったり来客時に使用する場所なので、費用面だけでなく、デザイン性・機能性の両方から最適な素材を選択することが大切です。
また、色については部屋全体が広く明るく見え、インテリアと合わせやすい白やベージュなどの明るく落ち着いた色をおすすめします。
フローリングの張り替え
フローリングの張り替えにかかる費用は1㎡あたり7,000~20,000円程度です。しかし、この目安は一般的な複合(合板)フローリングの場合で、グレードの高い無垢フローリングを使用する場合は1㎡あたり13,000~27,000円程度となります。
リビングのリフォームでは広範囲のフローリングを張り替えるケースが多く、1㎡あたりの価格差が小さくても総額の価格差が大きくなる可能性があるので注意しましょう。
フローリング張り替えのポイント
フローリングは選択した色合いによって雰囲気が大きく異なります。例えば、濃い色の木材を選択した場合は室内が落ち着いた雰囲気、明るい木材を選択した場合は室内が爽やかな雰囲気になるでしょう。
また、リビングは使用頻度の高い部屋で、傷がつきやすい点に注意が必要です。傷が目立つのを避けたい方は強度が高く、傷がつきにくいまたは目立ちにくい素材を選択しましょう。
収納スペースの増設
リビングは家族全員が利用する部屋であるため、散らかりやすい傾向があります。そのためリフォームする際に収納を増やしたいと考える方も少なくありません。
収納スペースの増設にかかる費用の目安は10~100万円程度と高額です。後から収納スペースを設ける場合は壁面の一部を撤去しなくてはならず、新築時に設ける場合よりも割高になる点に注意しましょう。
収納スペース増設のポイント
収納スペースの増設にかかる費用は高額なので少しでも抑えたいと考える方も多いでしょう。壁面を残しつつ収納棚を取り付けるという方法であれば、壁面の一部を撤去せずに済むので費用を抑えられます。
また、リビングに併設された和室とリビングを一体化させるリフォームにおいては、押入れをクローゼットに変更するといった工夫で費用を抑えることが出来ます。
床暖房の設置
リフォームの際に、床面に暖房設備を設置する床暖房の導入を検討している方も多いのではないでしょうか。床暖房の設置には65~110万円程度の費用がかかります。
床暖房の設置方法には直貼りと床の全面張り替えの2種類、温め方にも電気式と温水式の2種類があるため、違いを把握しておくことが大切です。
床暖房の「直貼り」と「床の全面張り替え」
直貼りとは、現在の床面に暖房設備を直接貼り付ける方法です。現在の床面をそのまま使用するため、床面を撤去せずに済みます。そのため、工期が1~2日と短く、費用を抑えられる点もメリットですが、床面の高さが2cm程度高くなるので注意が必要です。
一方、床の全面張り替えとは、現在の床面を撤去してから暖房器具を導入する方法です。床面を撤去するので費用がかかります。しかし、床面の高さが変わらないため、施工前との差が生じにくいです。工期は床暖房の設置面積によって異なりますが、早くて1日、遅くても3~4日程度で完了します。
床暖房の「電気式」と「温水式」
電気式とは、電熱線といったヒーターを電気の力によって温める方法です。設置にかかる費用が温水式よりも安いという点はメリットですが、光熱費が高めというデメリットが挙げられます。
一方、温水式とは、配管を通してその中にある水を給湯器の力によって温める方法です。設置にかかる費用が電気式よりも高いという点はデメリットですが、光熱費が低めというメリットが挙げられます。
床暖房設置のポイント
床暖房を設置する場合は、工事方法(直貼り・床の全面張り替え)と温め方(電気式・温水式)のいずれかを選択することになります。それぞれにメリット・デメリットがあり、一概にどれが良いとは言い切れません。
設置してから後悔しないためにも、リフォーム費用だけでなく、使用頻度、導入後に発生する光熱費などから総合的に工事方法や温め方を選択しましょう。
間仕切り壁の撤去
間仕切り壁を撤去すれば空間が広くなるため、リフォーム時に撤去する方も少なくありません。間仕切り壁の撤去にかかる費用は40~90万円程度です。
撤去する間仕切り壁が少ない場合は撤去費用だけでなく仕上げ費用も抑えることによって、10~30万円程度と費用負担が小さくなる可能性があります。
間仕切り壁の撤去のポイント
間仕切り壁が耐震性能に大きく関係している場合、撤去することで耐震強度が落ちてしまいます。その場合、耐震補強工事が追加されることで、全体的なリフォーム費用が高額になる可能性があるので注意が必要です。
天井や床面と一体化した間仕切り壁の場合、撤去後に天井や床面の修復作業が必要になります。その場合にも全体的なリフォーム費用が高額になる可能性があるので注意しましょう。
【部屋全体】リビングリフォームの大まかな費用
部屋全体をリフォームした場合、具体的にどのくらい費用がかかるのでしょうか。以下の2つのリフォームを実施した場合にどのくらいの費用がかかるか詳しく解説していきます。
- ❖ 和室をリビングと一体化させるリフォーム
- ❖ キッチンとダイニングも合わせてリフォーム
和室をリビングと一体化させるリフォーム
築年数が経過した物件の中には、リビングの横に和室が隣接されているケースも少なくありません。しかし、昨今は和室の需要が減少しており、和室を設けていない新居も増えています。
そのため和室の利用頻度が低い場合は、和室をリビングと一体化させるリフォームを実施するのも選択肢の1つです。一体化させることでリビングが広くなるため、使い勝手が良くなり開放感が生まれます。
リフォーム費用はどのような素材を使用するかによって異なりますが、リフォーム内容が襖を撤去して床材や壁紙を張り替えるような簡易的なものであれば、50万円以内で実施できるでしょう。
キッチンとダイニングも合わせてリフォーム
築年数が経過している場合、リビングだけでなく、キッチンやダイニングもリフォームが必要であるケースも少なくありません。
複数回に分けてリフォームを行っても問題ありませんが、まとめることによって費用負担を軽減したり工期を短縮できる可能性があります。
例えば、キッチンを壁付けから対面式に変更するケースでは、キッチンの工事だけでも100万円前後の費用が発生します。また、キッチン、ダイニング、リビングの内装を統一するといったように、広範囲に及ぶ工事の費用も100万円前後です。
両方を行う場合は最低でも200万円程度の費用がかかり、内装や設備のグレードを上げる場合には上記よりも費用が高額になるので注意してください。
リビングのリフォーム費用を抑える3つの方法
リビングのリフォームにかかる費用は高額なので、少しでも抑えたいと考えている方も多いと思います。そこでリフォーム費用を抑える以下3つの方法をご紹介します。
- ❖ 複数の箇所を同時に行う
- ❖ イニシャルコストだけでなくランニングコストも考える
- ❖ 複数の業者から見積もりを取る
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
1.複数の箇所を同時に行う
複数の箇所を同時に行うことでリフォームにかかる費用を抑えられる可能性があります。例えば、リビングのフローリングの張り替えと床暖房の設置を別々に行った場合は、無駄な作業が増えたり工期が長くなることで費用が大きくなるので注意が必要です。
一方、同時に実施すれば作業の効率が上がり工期が短くなるため、費用を抑えられます。また、一度に複数の箇所のリフォームを行えば、リフォームに使用する材料の単価を抑えることもできます。
2.イニシャルコストだけでなくランニングコストも考える
リフォームを実施する際は、イニシャルコストである工事費用を意識しがちですが、その後の維持費であるランニングコストを意識することも重要です。
例えば、イニシャルコストの高い高品質な素材は耐久性が高く、頻繁にリフォームを実施せずに済むため、長期的な視点で見れば費用負担を抑えられる可能性があります。
また床暖房の設置では、電気式はイニシャルコストが低くランニングコストが高いのに対し、温水式はイニシャルコストが高くランニングコストが低めという点で異なります。中長期的な視点でどちらが費用を抑えられるか考えるようにしましょう。
3.複数の業者から見積もりを取る
リフォーム業者によってリフォームにかかる費用は異なります。そのため、見積もりを取る際は1社ではなく複数の業者から取ることが重要です。
複数の業者から見積もりを取ることによるメリットは費用負担を抑えられるだけではありません。見積もりと提案内容、実績、口コミ、担当者との相性などを比較すれば、失敗するリスクを軽減できるでしょう。
リビングリフォームで後悔しないための3つのポイント
リビングのリフォームで後悔しないためには、以下の3つのポイントを押さえておくことも大切です。
- ❖ 1.事前に予算を決めておく
- ❖ 2.空間全体を意識した色や素材を選ぶ
- ❖ 3.完成後のイメージを持っておく
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
1.事前に予算を決めておく
事前に予算を決めずに打ち合わせを進めていくと、素材やデザイン、間取りなどにこだわったことで、予算がオーバーしたというケースも少なくありません。
費用はいくらまでならかけられるのか、希望するリフォームの範囲や内容を意識しながら、無駄な費用を避けることため、あらかじめ予算を決めておきましょう。
2.空間全体を意識した色や素材を選ぶ
リビング全体のリフォームをする場合は問題ありませんが、部分的にリフォームを進める場合には空間全体を意識することが大切です。理由としては色や素材のバランスが悪いと空間全体の統一感がなくなり、印象が良くないためです。
部分的にリフォームを進める際は、バランスを考慮しながら空間全体を意識した色や素材を選択しましょう。
3.完成後のイメージを持っておく
打ち合わせ内容をイメージ化できていないと、リフォームしてから後悔する可能性があります。リフォームの結果に後悔しないためにも、事前に完成後のイメージをしっかり持っておくことが大切です。
例えば、ウェブサイトで理想的なリフォーム事例を確認し、あらかじめ業者と共有しておけば、リフォームが完成してから後悔するリスクを軽減できるでしょう。
おしゃれなリビングのリフォーム事例5選
具体的にどのようなリビングのリフォームの事例があるか知りたい方も多いでしょう。ここからはおしゃれなリビングのリフォーム事例を5つご紹介します。
DKと和室を繋げてLDKに
項目 | 詳細 |
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建築年 | 1981年 |
広さ | 延床95.95㎡ |
家族構成 | ファミリー(大人1、子ども1) |
構造 | 木造2階建(戸建) |
ダイニングキッチン(DK)と和室を繋げてLDKにした事例です。撤去できない筋交いを活かし、カウンターキッチンに変更しました。和室にあった撤去できない筋交いも、勉強や仕事ができる造り付けテーブル+棚に変更。階段下収納は扉を外して見せる収納へと生まれ変わりました。
このリフォームを詳しく見る→和室をフローリングにして繋げる
項目 | 詳細 |
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建築年 | 2002年 |
広さ | 109.72㎡ |
家族構成 | 本人+母 |
構造 | 鉄骨(マンション) |
リビングと和室を繋げた事例です。床面は和室と全水回りの床を無垢に変更、壁面は全ての部屋を珊瑚入りの塗り壁に仕上げました。珊瑚入りの塗り壁は調湿効果、消臭効果、抗菌効果が期待できます。クロスの上から塗れるので、施工の効率およびコスパが良いのがポイントです。
このリフォームを詳しく見る→子どもが独立し、4LDK→2LDKに間取り変更
項目 | 詳細 |
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建築年 | 1999年 |
広さ | 98㎡ |
家族構成 | 本人・配偶者 |
構造 | KC(マンション) |
子どもが独立したことによる家族構成の変化によって4LDKは使い勝手が悪くなったため、2LDKに変更した事例です。間取りの大幅な変更を伴う全面リフォームで、キッチンやリビングの床面などの随所にこだわりを盛り込んでいるのがポイントです。
このリフォームを詳しく見る→光がいっぱい入る明るいリビング
項目 | 詳細 |
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建築年 | 1973年 |
広さ | 105.9㎡ |
家族構成 | 本人+配偶者+両親 |
構造 | 木造(戸建) |
採光が少なかったため、採光計画をしっかり立てたことで明るい部屋を実現した事例です。築50年と築年数が経過した物件だったことから、元からある柱に耐震性能向上の観点からさらに柱を追加。また、高齢の両親が安心して暮らせるようにバリアフリーに配慮しているのもポイントです。
このリフォームを詳しく見る→対面キッチンに間取りを変更したLDK
項目 | 詳細 |
---|---|
建築年 | 1986年 |
広さ | 119.5㎡ |
家族構成 | 父・母・子 |
構造 | 木造(戸建) |
キッチンを対面キッチンに変更した事例です。対面キッチンにしてLDKに変えたことでキッチンとリビングの一体感が生まれました。リフォームによって新しくするだけではなく、古き良きものをうまく残しながらレトロな雰囲気を実現しています。
このリフォームを詳しく見る→リビングリフォームのイメージをショールームでつかもう
リビングのリフォームの失敗を回避するためには、完成後のイメージを固めることが重要です。画像で事例を確認するだけでは、イメージが十分に固まらない可能性があるため、ショールームに足を運ぶといったようにリアルな空間を体験することをおすすめします。
LIXILのショールームへぜひお越しください
全国各地のLIXILショールームでは、さまざまな商品を展示しています。実際に見たり触れたりすることでイメージを固めていくことができます。忙しくてなかなか足を運べない方は、LIXILオンラインショールームでお気軽に相談することもできます。
LIXILショールームはこちら→リフォームの事なら、LIXIL不動産ショップにご相談下さい
LIXIL不動産ショップでは、住宅購入からリフォームまでワンストップでサポート。LIXIL の最新の設備や補助金の情報、住宅資金の融資(住宅ローン)手続きなど、リフォームに関するご相談は全国のLIXIL不動産ショップまでご相談ください。
お近くの店舗を探す→また、全国各地のLIXILショールームでは、住宅に関するさまざまな商品が体験できます。実際に見たり触れたりすることでリフォーム後の暮らしがイメージできますので、お近くのショールームをぜひ探してみて下さい。
まとめ
住宅は築年数の経過とともに劣化が進行するため、適宜リフォームを行う必要があります。また、家族構成の変化による間取りの変更や居住者の高齢化によるバリアフリー化など、経年劣化以外の理由でリフォームが必要になるケースもあります。
特に家族が集まり、来客時に使用するリビングを優先的にリフォームしたいと考える方も多いでしょう。部分的なリフォームであれば、数十万円程度ですが、全体的なリフォームとなると数百万円の費用がかかるため、資金計画をしっかり立てておくことが大切です。
また、リビングのリフォームで失敗しないためには、完成後のイメージを固めておくことも重要です。事例を確認するだけでなく、ショールームに足を運んでイメージをしっかり固めましょう。